このブログは拡散しません。故人にあてた手紙のようなものです。

 

先日、友人が亡くなった

 

僕は両親がいない

 

もちろん元々いなかったわけではない

数年前に2人とも亡くなったのだ

一昨年、母の七回忌もした

 

だからなんとなく「死」というものに耐性ができているもんだと思っていた

 

違った

 

今回のはまあまあ堪えた

 

なんでだろう

 

実の母より堪えた

(おかんごめんな)

 親族と友人とでは感じるものも感じるところも違うんだろう

 

昨日お通夜に行った

 

こういう時に素直に泣きじゃくれる人が羨ましい

僕にはできない

そういった感情表現ができない

気の利いた言葉のひとつもかけられない

それもあってお通夜とかお葬式とかの場はなかなかに居づらい(得意な人もいないと思うけれども)

 

昨夜も同じくで(これは周りのせいではなく自分の気持ちのせいである)、御線香をあげさせてもらってすぐお暇したかった

けれどそんなわけにはいかない

僕もいい大人だ

友人のご両親に挨拶しないといけない

 

とても素敵なご両親だった

ここでもやはり気の利いた言葉は出てこない

頭を下げることくらいしかできない

自分が情けない

 

そんな中、友人のお父さんがこう言ってくれた

「つい先日、カットしてくれたんやってね。綺麗にしてくれてありがとうね。」

 

嬉しかった

 

そうなのだ

生前、それもつい2週間前くらいに僕は友人の髪を切った

4ヶ月ぶりのカット

それまでしばらく顔を見てなかったから心配してたけど、元気そうで安心したんだ

「来週大事な用事があるから綺麗にしに来た^ ^」

と言っていた

 

だからめっちゃ綺麗にかわいくした

  

『大事な用事もちゃんと行けたかな?行けてたらいいな』

  

この時に来てくれててホンマによかった

この時にもう会われへんかもなんて1ミリも思わんかったけども

最後のカットになるなんて1ミリも思わんかったけども

最後にあなたを綺麗にできて本当によかった

『あの時来てくれてありがとう』

 

って思ってたから

お父さんからの一言はホントに嬉しかった

美容師やってて良かったってなった

なんか救われた気さえした

 

美容師は本当に特別な仕事だと思う

出会いも別れもお祝いも悲しみも

どんなときにも携われる職業だと思う

この仕事をこれからもちゃんと全うしよう

『心残りなこといっぱいあると思うけれど、彼と彼のことはご心配なく

支えになる人間もいっぱいいるし

うざい!って思うくらい世話焼くやつもいるし

彼らのことはみんなで助けていくから。

いずれこっちのみんなもそっちにいくからまた飲みましょう

それまでゆったりとのんびりと待っててくださいm(_ _)m

それまでバイバイ』